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離型剤の選択次第で大きく変わる成形工程とコスト

材料のシリコンやプラスチック、ゴムなどを金型に入れて固めて、取り出す。これが、こうした素材を使った製品の成形過程の基本的な流れです。一見したところ、単純そのものに見えるこの工程ですが、離型剤の選択次第では、このシンプルな工程の中身が、非常に煩雑なものにもなれば、シンプルの極みにもなり得るのです。
例えば、フッ素コーティング剤を成分として含むフッ素系離型剤を使うと、離型効果が非常に高いため、成形から離型に進む過程で成形物が破損する可能性を極めて低くおさえることができます。従って、材料を金型に注入して成形物を取り出すという直線的な工程がそのまま成り立ちます。しかし、離型効果が低い離型剤を使うと、成形から離型のステップで、ある程度の割合の失敗作が生じるため、そのリカバリーのための工程を追加して、生産数を維持する必要が出てきます。
成形工程に、このようなリカバリーのためのステップが追加されることで、その作業に当たる作業員の人件費、追加の成形作業を行うための原材料と時間という追加コストが発生します。大量生産している現場の場合、ちりもつもればで、この追加コストはかなりの額に上るでしょう。
離型剤を選択する際には、このようなリスクも計算に入れて、離型効果が高いものを購入するのが正解でしょう。

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